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FIRE実践 2026年4月掲載

3000万円から始める4%ルール取り崩し
現金40%×オルカン60%シミュレーション

2026年4月掲載

⚠️ シミュレーションは参考値です。将来の運用成績を保証するものではありません。

📋 目次
  1. 4%ルールとは何か
  2. 3000万円の内訳:現金40%・オルカン60%
  3. バケツ戦略:取り崩しの考え方
  4. 30年シミュレーション表
  5. 暴落シナリオ:-30%が来たら
  6. 毎月の実際のフロー
  7. よくある質問

3000万円という資産を「貯めること」から「使うこと」に切り替える——FIREの核心はここです。ただし「取り崩す」といっても、毎年4%以内に抑えながら投資を続けることで資産は増え続ける可能性があるのが4%ルールの本質です。

本記事では現金40%(1200万円)+ オルカン60%(1800万円)の構成で、月10万円を取り崩す具体的な方法をシミュレーションします。

4%ルールとは何か

4%ルールは米国のトリニティ大学の研究に基づく経験則で、「資産の4%以内を毎年取り崩せば、30年以上資産が枯渇しない可能性が高い」というものです。

資産総額 年4%の取り崩し額 月換算
2000万円年80万円月約6.7万円
3000万円年120万円月10万円
5000万円年200万円月約16.7万円
1億円年400万円月約33.3万円
重要な前提:4%ルールは「資産を取り崩しながら運用し続ける」ことが前提です。全額現金にして毎月使えば30年後に枯渇しますが、投資部分が年7%程度成長すれば4%取り崩してもプラスになる計算です。

3000万円の内訳:現金40%・オルカン60%

🏦 バケツ1(現金)
1,200万円
生活費の予備タンク。月10万円×10年分に相当。暴落時もここから取り崩すためオルカンを売らなくていい。普通預金・定期預金で管理。
📈 バケツ2(オルカン)
1,800万円
長期運用の主力エンジン。年7%成長と仮定すれば複利で増え続ける。取り崩しは基本的にしない。現金バケツが少なくなったら補充。

バケツ戦略:取り崩しの考え方

バケツ戦略とは、用途別に資産を分けて管理する方法です。

なぜ40%を現金にするか:1200万円 = 月10万円×120ヶ月 = 10年分です。歴史上の最悪の暴落(リーマン級)でも株式市場が回復するのに5年以内が多く、10年分の現金があれば「暴落の底で売る」最悪の事態を避けられます。

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30年シミュレーション表

オルカンの年平均リターンを7%と仮定(楽観)と5%(中立)の2シナリオで計算します。毎月の取り崩しは現金バケツから行い、10年目にオルカンから現金バケツへ補充します。

経過年数 現金残高 オルカン残高
(7%想定)
合計
(7%)
オルカン残高
(5%想定)
合計
(5%)
スタート1,200万1,800万3,000万1,800万3,000万
5年後600万2,524万3,124万2,297万2,897万
10年後(補充前)0万3,541万3,541万2,933万2,933万
10年後(補充後)1,200万*2,341万3,541万1,733万2,933万
15年後600万3,284万3,884万2,213万2,813万
20年後(補充)1,200万*3,244万4,444万2,182万3,382万
25年後600万4,549万5,149万2,786万3,386万
30年後0万6,380万6,380万3,554万3,554万

※「*」はオルカンから1200万円を現金バケツに補充したタイミング。月10万円取り崩し(年120万)を継続。数値は概算。為替・税金は考慮外。

結論:7%成長シナリオでは30年後に6,380万円(スタートの約2倍)に。5%でも3,554万円と元本以上を維持。4%ルールの理論通り、月10万円取り崩しながら資産は増える(または維持される)可能性が高いです。

暴落シナリオ:-30%が来たら

仮に5年目に-30%の暴落が来た場合を考えます。

暴落時のNG行動:「もうダメだ」と思ってオルカンを底値で売却することが最悪の行動です。現金バケツが10年分あれば売る必要はありません。暴落時こそ「現金があるから大丈夫」という安心感が冷静な判断を助けます。

毎月の実際のフロー

よくある質問

Q. 月10万円では生活できませんが、どうすればいいですか?

月10万円は4%ルールの3000万円版です。生活費が月15万円なら4,500万円、月20万円なら6,000万円が目安です。FIREシミュレーターで「自分の必要生活費 × 25 = 必要資産額」を計算してください。また副業・配当・公的年金と組み合わせることで、必要資産を減らすことも可能です。

Q. 現金40%では利息がもったいないのでは?

高金利の定期預金(年0.5〜1%)で運用することでインフレ対策になります。完全に遊ばせるのではなく、6ヶ月・1年定期に分散させ、使うタイミングで崩せるようにしておくと良いです。また現金比率は固定ではなく、60代以降に公的年金が入り始めたら株式比率を上げる(現金比率を下げる)調整も可能です。

Q. 4%ルールは日本人に当てはまりますか?

4%ルールは米国株・米国債のデータに基づく研究です。日本円で生活する場合は為替リスクが加わります。円高局面ではオルカン(外貨建て)の円評価額が下がるため、より保守的に3〜3.5%ルールで考える選択肢もあります。また日本の公的年金(国民年金・厚生年金)を考慮すると、必要な取り崩し額を減らせるため有利になります。

Q. FIREしても新NISAは続けた方がいいですか?

はい。収入がなくても新NISAは続けられます(投資資金の出所は問われません)。現金バケツの一部を毎年120万円ずつNISA枠で運用することで、非課税の恩恵を受けながら現金とオルカンの配分を維持できます。FIRE後こそ税コスト削減が長期運用を助けます。

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