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株式基礎 2026年3月掲載

株式投資の基礎知識:
PER・PBR・ROE・配当利回りなど重要指標を完全解説

2026年3月掲載

⚠️ 本記事は情報提供目的です。投資推奨ではありません。投資は自己責任でお願いします。

📋 目次
  1. PER(株価収益率)
  2. PBR(株価純資産倍率)
  3. ROE(自己資本利益率)
  4. EPS(1株当たり純利益)
  5. 配当利回り・配当性向
  6. PSR(株価売上高倍率)
  7. PEGレシオ
  8. 指標の組み合わせ方・実践的な使い方
  9. まとめ:指標はあくまでヒント

株式投資を始めると必ず目にするPER・PBR・ROEなどの指標。これらは企業の「割安・割高」や「収益力」を数値で把握するためのツールです。ただし1つの指標だけで判断するのは危険であり、複数の指標を組み合わせて総合的に評価することが重要です。本記事では各指標の意味・計算式・目安・注意点をまとめて解説します。

PER(株価収益率)

最重要指標
PER
Price Earnings Ratio|株価収益率
PER = 株価 ÷ EPS(1株当たり純利益)

例:株価1,000円、EPS 50円 → PER = 20倍

PERは「今の株価が1株当たり純利益の何倍か」を示す指標で、企業の利益に対して株価が高いか安いかを判断するために最も広く使われます。PERが低いほど割安、高いほど割高と解釈されます。

PERの目安解釈注意点
〜15倍割安水準業績悪化の可能性を確認
15〜25倍標準的な水準市場平均的な評価
25〜40倍やや割高高成長が期待されている
40倍〜高成長期待成長が続かないと急落リスク

PERの注意点

PBR(株価純資産倍率)

重要指標
PBR
Price Book-value Ratio|株価純資産倍率
PBR = 株価 ÷ BPS(1株当たり純資産)

例:株価500円、BPS 400円 → PBR = 1.25倍

PBRは「株価が会社の純資産(帳簿上の価値)の何倍か」を示します。PBR1倍 = 株価と純資産が同じを意味し、理論上は1倍を下回ると「解散価値以下で買える」割安状態と言われます。

PBR解釈
1倍未満理論上の解散価値以下。割安だが業績不振の可能性も
1〜2倍標準的な評価。安定企業に多い
2〜5倍成長期待が高い。ブランド価値・無形資産が反映されている
5倍〜高い成長期待。テック・ブランド企業に多い

PBRの注意点

ROE(自己資本利益率)

収益力指標
ROE
Return on Equity|自己資本利益率
ROE = 純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)

例:純利益100億円、自己資本500億円 → ROE = 20%

ROEは「株主から預かったお金(自己資本)をどれだけ効率よく使って利益を出しているか」を示す指標です。ROEが高いほど株主にとって効率的な経営をしていると評価されます。

ROEの目安

ROEの注意点

EPS(1株当たり純利益)

利益指標
EPS
Earnings Per Share|1株当たり純利益
EPS = 純利益 ÷ 発行済み株式数

例:純利益1億円、発行済み株式200万株 → EPS = 50円

EPSは企業が1株に対してどれだけの利益を生み出したかを示します。EPSが毎年増加している企業は成長企業の証であり、株価上昇の原動力になります。

EPSの見方

配当利回り・配当性向

配当指標
配当利回り
Dividend Yield
配当利回り(%)= 年間配当金 ÷ 株価 × 100

例:年間配当金50円、株価1,000円 → 配当利回り = 5.0%

配当利回りは「投資額に対してどれだけ配当を受け取れるか」を示します。高配当株投資やFIRE後の配当生活において重要な指標です。

配当性向も一緒に確認する

配当性向(%)= 年間配当金 ÷ EPS × 100

PSR(株価売上高倍率)

成長株指標
PSR
Price Sales Ratio|株価売上高倍率
PSR = 時価総額 ÷ 年間売上高

例:時価総額1兆円、売上高2,000億円 → PSR = 5倍

PSRは赤字企業や利益がまだ小さいスタートアップ・高成長企業を評価するための指標です。PERが計算できない(赤字の)企業の割安・割高判断に使われます。

PEGレシオ

成長調整指標
PEGレシオ
Price/Earnings to Growth Ratio
PEGレシオ = PER ÷ EPS成長率(%)

例:PER 30倍、EPS成長率 30% → PEGレシオ = 1.0

PEGレシオはPERを成長率で割ることで「成長を加味した割安・割高」を判断する指標です。一般的にPEGレシオが1倍以下なら割安、2倍以上は割高とされます。

指標の組み合わせ方・実践的な使い方

バリュー(割安)投資の視点

チェック指標目安確認ポイント
PER15倍以下業績の安定性・一時的減益でないか
PBR1倍前後ROEと合わせてPBR改善余地を確認
配当利回り3%以上配当性向が高すぎないか
ROE10%以上自社株買いによる水増しでないか

グロース(成長)投資の視点

チェック指標目安確認ポイント
EPS成長率年20%以上継続性があるか・一時的でないか
PEGレシオ1.0〜1.5倍成長が予想通りに続くか
PSR業種・成長率次第売上成長率と比較して判断
ROE15%以上高ROEを継続できているか
指標だけで銘柄選択は決まらない:どんなに指標が良くても、ビジネスモデルの理解・経営者の質・競合環境・マクロ経済の変化を把握しないと投資判断は不完全です。指標は「入口」であり、そこから深掘りするためのヒントです。

まとめ:指標はあくまでヒント

ETF投資(S&P500・オルカン・高配当ETF)では個別指標よりもコスト・分散・長期保有が重要ですが、個別株を組み合わせてポートフォリオを作る場合にこれらの指標が役立ちます。FIREシミュレーターでポートフォリオを設定し、長期での資産推移を確認してみましょう。

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Kei
Kei FireNavi 運営者

30代会社員・投資歴10年。S&P500・FANG+をETFで積み立てながら、PER・PBRを使った個別株分析も並行して実施中。指標は入口であり、最後は事業の理解が投資の肝だと実感しています。

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