FireNavi
iDeCo 2026年5月掲載

iDeCo 始め方【2026年最新】
口座開設から掛金設定まで5ステップで解説

2026年5月掲載 | 執筆:Kei(ITエンジニア・投資歴10年)

⚠️ 本記事は情報提供目的です。投資推奨ではありません。投資は自己責任でお願いします。

📋 目次
  1. iDeCo vs 新NISAの違い
  2. 職業別掛金上限・節税効果
  3. 始め方5ステップ
  4. iDeCoの手数料
  5. 受け取り方法と税金
  6. FAQ

iDeCo(個人型確定拠出年金)は老後資金を積立てながら掛金全額が所得控除になる節税制度です。60歳まで引き出せない制約がありますが、節税効果は新NISAにない強みです。

📊 保有株、無料で見える化してみませんか?

SBI証券のCSVをそのままインポートするだけで、資産配分・損益をひと目で管理できます。

ポートフォリオを試す(無料・登録不要)→

iDeCo vs 新NISA の違い

項目iDeCo新NISA
節税掛金が所得控除(課税所得を減らす)なし
運用益非課税非課税
引き出し60歳以降のみいつでも可
年間上限1.2万〜81.6万円(職業による)360万円
向いている人老後資金専用・節税重視柔軟な資産形成

職業別の掛金上限と節税効果

職業月額上限年間上限節税効果(年収500万円)
会社員(企業年金なし)2.3万円27.6万円約5.5万円
会社員(企業年金あり)1.2〜2.0万円14.4〜24万円約2.9〜4.8万円
自営業・フリーランス6.8万円81.6万円約16.3万円
専業主婦(夫)2.3万円27.6万円節税効果なし
会社員で年収500万円・掛金2.3万円/月→年約5.5万円節税。30年で累計165万円の節税。

iDeCoの始め方(5ステップ)

iDeCo節税効果シミュレーション:年収・掛金別の節税額一覧

iDeCoの最大のメリットは「掛金が全額所得控除」になることです。年収と掛金別に年間節税額を試算しました(所得税+住民税の合計)。

年収(会社員目安)月1.2万円(年14.4万円)月2万円(年24万円)月2.3万円(年27.6万円)
300万円(税率15%)年約2.2万円節税年約3.6万円節税年約4.1万円節税
400万円(税率20%)年約2.9万円節税年約4.8万円節税年約5.5万円節税
600万円(税率30%)年約4.3万円節税年約7.2万円節税年約8.3万円節税
800万円(税率33%)年約4.8万円節税年約7.9万円節税年約9.1万円節税
1,000万円(税率43%)年約6.2万円節税年約10.3万円節税年約11.9万円節税

たとえば年収600万円・月2万円の掛金なら、30年間で約216万円の節税効果(年7.2万円×30年)が得られます。節税分を再投資すればさらに複利効果が高まります。

iDeCoおすすめファンド:SBI証券・楽天証券・松井証券の主要商品比較

証券会社商品名信託報酬カテゴリおすすめ度
SBI証券eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)年0.05775%全世界株式★★★★★
SBI証券eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)年0.09372%米国株式★★★★★
楽天証券楽天・オールカントリー株式インデックスファンド年0.0561%全世界株式★★★★★
楽天証券楽天・S&P500インデックスファンド年0.077%米国株式★★★★★
松井証券eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)年0.05775%全世界株式★★★★★

iDeCoは60歳まで引き出せないため、リスクを取った株式インデックスファンド一本が最も合理的です。元本確保型(定期預金)は節税メリットを生かせないため非推奨です。

iDeCoの手数料(意外と見落としがちなコスト)

iDeCoは「掛金全額が所得控除」という強力な節税メリットがある一方、新NISAにはない手数料が発生します。加入前に必ず確認しておきましょう。

手数料の種類金額タイミング
加入時手数料2,829円(国民年金基金連合会)初回のみ
口座管理手数料(最低額)月171円(国民年金基金連合会105円+事務委託先金融機関66円)毎月・掛金拠出中は必須
運営管理機関手数料0円〜数百円/月(金融機関による)毎月
給付時手数料440円程度/回受け取り時
運営管理機関手数料が無料の金融機関を選ぶのが鉄則です。SBI証券・楽天証券・松井証券などのネット証券は運営管理手数料0円で、実質的に最低限の月171円のみで運用できます。地方銀行や一部の対面型金融機関では月数百円の手数料が上乗せされることがあり、長期では大きな差になります。

iDeCoの受け取り方法と税金

iDeCoは60歳以降、以下の3パターンから受け取り方を選べます。どの方法でも運用中の利益は非課税ですが、受け取り時の課税ルールが異なります。

受け取り方法課税の仕組み向いている人
一時金(一括)退職所得控除の対象。勤続(加入)年数が長いほど控除が大きい退職金が少ない・加入期間が長い人
年金(分割)公的年金等控除の対象。他の年金収入と合算して計算退職金が多く一時金だと控除枠を超えやすい人
一時金+年金(併用)両方の控除を組み合わせて使える金融機関もある控除枠を最大限使いたい人

会社の退職金が多い人は、iDeCoを一時金で受け取ると退職所得控除の枠を退職金と食い合ってしまい、想定より税負担が増えることがあります。受け取り方法は60歳が近づいた時点で、その時点の退職金見込み額と合わせてシミュレーションするのが安全です。

よくある質問

Q. iDeCoと新NISAどちらを優先すべきですか?
原則として新NISAを先に最大活用し、余裕があればiDeCoを追加するのが基本です。
Q. iDeCoはいつから始められますか?
20歳以上65歳未満であれば始められます。2022年の改正で企業型DCとの併用も原則可能になりました。
Q. iDeCoの途中解約はできますか?
原則60歳まで引き出せません。掛金をゼロに減額(停止)は可能ですが解約はできません。
Q. iDeCoにはどんな手数料がかかりますか?
加入時に国民年金基金連合会へ2,829円、その後は毎月171円(国民年金基金連合会105円+事務委託先金融機関66円)が最低限かかります。これに加えて運営管理機関(証券会社等)の手数料が上乗せされる場合がありますが、SBI証券・楽天証券・松井証券などは運営管理手数料が無料です。
Q. iDeCoの受け取り方法は選べますか?
60歳以降、一時金(退職所得控除の対象)・年金形式(公的年金等控除の対象)・その併用から選べます。どちらが有利かは退職金の額や受け取るタイミングによって変わるため、受け取り直前に金融機関やFPに確認するのがおすすめです。
📚 関連記事
⚖️ iDeCo vs 新NISA 比較📋 新NISA 始め方