松井証券で新NISAを始めるのは最短3営業日で完了します。手厚いサポートで評判の松井証券ですが、手順は他のネット証券とほぼ同じです。この記事でステップごとに解説します。
STEP1:口座開設(所要時間3〜5分)
松井証券の公式サイトへアクセス
「松井証券 口座開設」で検索するか、下のバナーからアクセス。「口座開設(無料)」ボタンをクリック。
メールアドレスを登録
メールアドレスを入力して送信。届いたメールのURLをクリックして本登録ページへ。
基本情報の入力(氏名・住所・勤務先等)
氏名・生年月日・住所・電話番号・職業などを入力。10〜15分程度。
本人確認書類のアップロード
マイナンバーカード(表裏)を撮影してアップロード。通知カード+運転免許証でも可。マイナンバーカードが最速。
審査完了・ログイン情報の受け取り
審査完了メールが届く(最短翌営業日〜3営業日)。ログインIDとパスワードを設定して開設完了。
STEP2:NISA口座の設定
ログイン後「NISA口座」メニューを開く
PCの場合はトップページ上部の「口座管理」→「NISA口座」。スマホアプリは「口座」タブから。
NISA口座開設申請
「NISA口座を開設する」ボタンから申請。税務署への確認のため数日かかる場合あり(通常1〜3営業日)。
⚠️ NISA口座は1人1口座のみ。他の金融機関で既にNISA口座を持っている場合は移管手続きが必要です。
STEP3:積立商品を選ぶ
松井証券で取り扱う新NISA対応の投資信託から選びます。初心者には以下の2本が定番です。
| ファンド名 | 信託報酬 | 特徴 |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim全世界株式(オルカン) | 0.05775%/年 | 世界50カ国・約3,000社に分散 |
| eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.09372%/年 | 米国大型株500社に集中投資 |
| eMAXIS Slim先進国株式 | 0.09889%/年 | 日本除く先進国株式 |
| eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) | 0.143%/年 | 日本株全体 |
STEP4:積立設定をする
「投資信託」→「積立注文」を選択
購入したいファンドを検索して選択。つみたて投資枠対応のファンドは「つみたて枠」マークがついている。
口座区分を「NISA(つみたて投資枠)」に選択
必ず「特定口座」ではなく「NISA口座・つみたて投資枠」を選ぶ。これで非課税になる。
積立金額と引落日を設定
毎月の積立金額(100円〜)と引落日(毎月特定日)を設定。「注文する」で完了。
松井証券ポイントの仕組み
松井証券では投資信託の保有残高に応じて毎月ポイントが付与されます。これは積立を続けるほど増える仕組みです。
| 保有残高 | 年率ポイント還元 | 月100万円保有の場合 |
|---|---|---|
| 〜3,000万円 | 0.5%/年 | 約417ポイント/月 |
| 3,000万円超 | 0.3%/年 | — |
貯まったポイントは投資信託の購入や現金交換に使えます。SBI・楽天のクレカ積立と比較すると月10万円積立で年6,000ポイントは貯まりませんが、保有残高が増えるほど有利になります。
松井証券 vs SBI・楽天:新NISA 5項目比較
| 比較項目 | 松井証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|---|
| 口座開設・維持費 | 無料 | 無料 | 無料 |
| クレカ積立還元率 | なし(カード積立非対応) | 最大5%(プラチナ) | 最大1%(楽天カード) |
| 25歳以下の手数料 | 無料(国内株) | 無料(25歳以下) | 無料(条件あり) |
| 投信保有ポイント | ◎ 残高に応じて毎月付与 | ○ Vポイント付与 | ○ 楽天ポイント付与 |
| 電話サポート | ◎ 平日9〜17時・初心者相談可 | ○ あり | ○ あり |
松井証券が向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 電話サポートで相談しながら始めたい初心者 | クレジットカード積立でポイントを稼ぎたい人 |
| 25歳以下で国内株の手数料を節約したい | 取扱い投資信託の本数の多さを重視する人 |
| 投資信託の長期保有でポイントをコツコツ貯めたい | 米国株・ETFを積極的に取引したい人 |
| シンプルな画面で迷いたくない | 外国株・IPO・先物など多機能を求める人 |
つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け(松井証券での実践例)
新NISAには年間投資枠が2種類あります。つみたて投資枠は年120万円(金融庁が選定した投資信託が対象)、成長投資枠は年240万円(個別株・ETF・幅広い投資信託が対象)で、合計年360万円まで投資できます。生涯の非課税限度額は1,800万円(うち成長投資枠は最大1,200万円)です。
| 枠 | 年間上限 | 松井証券での主な使い道 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | オルカン・S&P500などのインデックスファンド積立 |
| 成長投資枠 | 240万円 | 個別株・投資信託のスポット購入、積立の上乗せ |
初心者はまず「つみたて投資枠」でインデックスファンドの積立設定を済ませ、余裕資金ができたら「成長投資枠」で個別株や追加の投資信託を買い増す、という順番で始めるのが松井証券でも王道の進め方です。松井証券は両方の枠に対応しているため、口座は1つのまま使い分けできます。
「投信工房」で自動リバランス
松井証券には無料で使えるロボアドバイザー「投信工房」があります。目標とする資産配分(例:株式70%・債券30%など)を設定しておくと、値上がり・値下がりで崩れた比率を自動で調整してくれる機能です。積立設定に加えて資産配分の管理まで自動化したい人は、投信工房も検討する価値があります。ただし投信工房経由の積立と自分で選ぶNISA積立は別管理になるため、NISA非課税枠を使いたい場合はNISA口座での積立設定を優先しましょう。
よくある失敗・注意点
- NISA口座開設の承認前に積立を急いで設定しようとする:証券口座の開設が完了しても、NISA口座は税務署の別審査があるため数日〜1〜2週間ほど余裕を見ておきましょう。承認前は特定口座での買付になってしまいます。
- 他社で既にNISA口座を持っているのに重複で申し込む:NISA口座は1人1口座のみです。他の証券会社で既に開設済みの場合は、松井証券で新規開設するのではなく「金融機関変更」の手続きが必要になります。変更手続きは年単位でしか切り替えられない点にも注意しましょう。
- クレカ積立ができると思い込んで銀行口座登録を後回しにする:松井証券はクレカ積立非対応のため、積立の引き落としには銀行口座の事前登録が必須です。登録が済んでいないと積立注文自体が通りません。
- 特定口座と間違えてNISA以外で買ってしまう:投資信託の注文画面で口座区分を「特定口座」のまま発注すると非課税になりません。注文の都度、口座区分が「NISA(つみたて投資枠)」または「NISA(成長投資枠)」になっているか確認する癖をつけましょう。
